【臨床開発職志望者向け】CRA職を目指す際に求められる能力5選

こんにちは。なーとし(@naaaaaaato2018)です。

就活や転職の時に臨床開発職希望者が抱える悩みと言えば、

「自己アピールを考えるの時に、どんな能力をアピールすればいいんだろう?」

ですし、内定獲得後に抱える悩みと言えば、

「入社までにどんな能力を高めておけばいいんだろう?」

だと思います。

今回はそんな疑問に答えるために、現役CRAの私が必要だなと思うスキル5選を紹介したいと思います。

CRA職の就活する方向け記事⇒【PR】記事「【医薬品業界志望者向け】就活で内定を獲得するためのガイドライン

CRO業界への転職に興味のある方向け記事⇒【医薬品業界/3分でわかる】転職活動準備は最大のリスクヘッジ!求人を網羅するためのおススメ転職サイト3選

スキルその1:体力

絶対に必要なのは体力です笑。

笑。とか言ってますけど、結構本気です。

というのもCRAは外勤で日本各地を飛び回ってますんで、どうしても週の後半の方は体力が尽きかけることが多いんです。

【臨床開発職】CRA職をやって感じる入社前と入社後のギャップ」の記事でも触れていますが、CRAのスケジュールはタイトになりがちなので、発熱などの体調不良が生じると、病院訪問のキャンセル・日程の再調整、申請資料の作成時間の短縮に繋がり、対応が後手後手に回ってしまうことも多いです。

各地への移動に時間を取られたり、ホテル泊も多いCRAにとって、体力がないと続かないというのは本当です。

快適に外勤を過ごすのに、必須のグッズは、「【月10回出張するビジネスマンが教える】出張時に役立つ荷物&おすすめグッズ5選」の記事で紹介しています!!

健康にもいいので、ぜひ積極的な体力作りを!!

スキルその2:スケジュール管理能力

上のトピックと重なりますが、複数の治験を同時に担当することも多いCRAにとって、スケジュール管理能力は必須になります。

例えば、全く別の業務を同時に進めていると、どの業務がどこまで進んでいて、いつまでに対応完了する必要があるのかが分からなくなります。
(他の業務の期日とごちゃ混ぜになるのだけは避けねばなりません。)

病院訪問後のレポートの提出期限や、申請資料の提出期限は明確に規定されており、CRAの業務には期限が厳密なものが多いです。

加えて最近の臨床開発の傾向として、RBM (Risk Based Monitoring)が導入され、病院への訪問回数は少なくなっていますので、スケジュール管理を徹底して効率を高めないと、病院での業務が全く終わりません。

特に強制的に忙しくさせられる機会の少ない学生の場合は、自分のスケジュールをキツキツにして、「効率的に全てのスケジュールをこなすにはどうすればいいか」工夫する機会を意識的に作ると良いと思います。

参考までに、効率的にスケジュールをこなすためのTipsを3つ書いておきます。

①優先順位をつけられるようになる

期日の近さ、重要度の高さ等を指標に、取り組む順番を決めます。他の人に助けを求められる時は、積極的に助けを求めた方が良いです。

自分で何でもできる人の方が評価されると思いがちですが、1人ができる仕事量はたかが知れてるので、他の人へ助けを求められる人の方が実際の評価は高いと思います。

②必要時間を見積もれるようになる

1つ1つの事柄に対して、どれくらいの時間が必要かを正しく見積もる力も重要です。

なぜなら、①で優先順位をつけられても、実際よりも時間を少なく見積もっていると、せっかく立てたスケジュールがどんどん後ろ倒しになってしまうからです。

加えて、他の人へ協力を依頼する際は、他の人が作業するのに必要な時間も忘れずに見積もってください。(自分が思うより、長めに時間を見積もった方がスケジュールに遅れがないです。)

③メモ魔になる

やることが溜まってくると、「あとで○○するのを覚えておこう」ってやりがちなんですが、忘れること多いですし、そんな記憶のために脳の一部を使ってしまうのはもったいないです。

勿論その場で完了してしまうのがベストなんですが、なかなかそう上手くいかないことも多いですよね。

そこでWindows派の私は、「やること」が発生した瞬間に、すぐOneNoteに書いてしまいます。
(OneNote使うと便利なので、使ったことない方はぜひ!!)

すると、対応漏れもないですし、記憶すべきことは「一息ついた時にOneNoteのメモを見ること」だけになります。

スキルその3:英語

最近はGlobal試験が増えてきてますので、英語力は重要です。

必要度合いでいうと、読む力>書く力>聞く力>話す力といったところでしょうか。

試験に関連する文書は英語で発行されますし、病院訪問後のレポートも英語で書く必要がありますので、読む力と書く力は必須となります。

実際、他の面では優秀な方の中でも、英語が苦手であるがために、生産性が低くなっているケースがあります。
(逆に言えば、自分の特徴を出しやすい場面であるとも言えます。詳しくは、「周囲の人間から信頼を獲得するたった1つの方法」の記事をご覧ください。)

また、Global試験の会議は英語で行われますので、聞く力と話す力も求められます。

会議後にスライドを熟読すればどうにかなることも多いですが、全てのことがスライドに記載されているわけではありません。時差があり、簡単に連絡が取れるわけではないので、できるだけ会議中に疑問は解消したほうがいいです。

読み書きの英語力以上に、聞く話す英語力が足りない人は多いので、早い段階で取り組んでおくと、それだけで一目置かれるようになると思いますよ。

英語力を高めたい方には以下の2つの記事をおすすめしています。

・主に読む力・聞く力を鍛えたい方向け⇒【TOEIC勉強法】会社員しながら2ヶ月でTOEIC780点⇒885点獲得した勉強法を公開します

・総合的に英語力を鍛えたい方向け⇒「【DMM英会話】自己紹介できなかった僕が『3ヶ月計2.5万円』で英語会議で話せるようになったおすすめ学習法

スキルその4:コミュニケーション能力

よく出てくる言葉のわりに、いまいち具体性の乏しい言葉だと思います笑

個人的見解になりますが、コミュニケーション能力と言っても、大きく分けて3つに分類されると思っています。

コミュニケーション能力その1:適切に報連相できる

一番先に身につけなくてはならない能力だと思いますが、報連相を適切なタイミングでできるってとても大切です。

スケジュール管理能力ともリンクしますが、困難な出来事を解決するために誰かに相談する際も、他の人に何かを依頼する際も、「相手が必要な時間を見積もれているか」、「連絡をするタイミングは適切か」を考えるのは非常に重要だと思います。

コミュニケーション能力その2:交渉力

「適切な報連相ができる」よりも、より高度なスキルとなってきます。

海外とは異なり、我々日本人はresponsibilityが非常に曖昧です。

ゆえに、本来範囲外である業務もやらなくてはならないことがあります。
(一緒にお仕事をしている他社さん相手だと余計に。。。)

こういう時に、しっかり交渉できて、相手に本来の仕事をやらせることができる力って実はすごい重要です。

なぜなら、自分の生産性を高めることに繋がるからです。

例として仕事のresponsibilityを挙げましたが、費用や契約等、どんな面をとっても交渉力は重要な能力だと感じます。

費用や契約を交渉する際に、「自社と他社の折り合いをつけられるポイント」を探すことは非常に重要です。

費用や契約が締結された後から、一緒にやりたかった仕事が始まるので、

言うべきことは言いつつも、相手の立場・考えも考慮した交渉術が必要だと思います。

 

コミュニケーション能力その3:周囲の人間関係を円滑にできる

以前にTweetをしたことがありますが、それはまさに先輩の様子を見て感じたことです。

自分の失敗をチームメンバーに共有できたり、他の人の成功をチームメンバーに共有できるのは、周囲の人間関係を円滑にするのに重要だと感じました。

特に、他の人の良いところを褒めて、周知できると、チームの空気は自然とよくなります。
(プラス表現の言葉が、会話中によく出てくるから。)

また、コミュニケーション能力と少し逸れますが、やはり前向きな方が同じチームだと士気は上がりますね。

難しい仕事があっても、前向きな人が「いけるよ!!」って言ってくれると、何とかなる気がするものです。
(これは、前向きな人が既に周囲からの信頼を獲得している場合に限る気もしますが笑)

スキルその5:生物学の知識

これは必須とは言いませんが、あると非常に役立つスキルです。

CRAが医師とディスカッションする主なテーマは、「被験者の登録促進」、「治験薬の有効性や安全性情報」です。

生物学の知識がないと、「担当している治験薬はなぜ効くのか」、「有害事象や副作用は何が原因で発生しているのか」といった情報が理解できません。

残念ながら、構造や薬剤の物性(どんな溶媒に溶けるか)などは、医師とのディスカッション中に出てくることはほぼありません。

また、治験を行う際には、必ず治験薬概要書というものが作成されますが、概要書中に記載される内容の多くは生物学の知識がないと理解が難しいです。
(特に薬理試験)

自分が担当する薬剤の開発経緯や作用機序を十分に理解していないと、医師とのアポイント時も不安ですし、踏み込んだ議論ができません。
(医師からの信頼を獲得するには、踏み込んだ議論ができることが一番だと思います。)

そこで自身が生物学の知識を有していれば、医師とのディスカッションもしやすいですし、他のCRA向けの勉強会を開くことで、自分のプレゼンスを上げることができます。
(詳しくは「【臨床開発職】今後臨床試験を行う上で、生物学の理解が必須となる!(今のうちに錯覚資産を活用しよう!)」の記事をご覧ください。)

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