今後伸びるのはCRO業界!?

こんにちは!なーとし(@naaaaaaato2018)です!

医薬品業界には製薬企業やCRO等多くの企業があるけど、CROって今後は伸びるの?

と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

なーとし
なーとし

私は、CRO業界は今後もどんどん伸びていくと感じています!!

そこで今回は、製薬企業とCROのビジネスモデルの違いに注目することで、今後CRO業界がさらに盛り上がり、面白い世界になっていくことを伝えていきたいと思います!

以下、3行まとめです。

・製薬企業は利益を得るポイントが1点のみである
・CROはサービス業であり、収益の柱を複数持つことができる
・科学技術の発展に伴い、CROはより多くの企業をサポートできる

それではさっそくまいりましょう。

(以下の悩みを抱えている方向け記事)

・「今の仕事が辛いな、つまらないな」と少しでも感じる方向け記事
⇒「【製薬会社/CRO勤務者向け】辛い激務の中で精神的なゆとりを持つにはコレ!

・「自分のキャリアってどうやって形成すればいいんだろう?」と悩んでいる方向け記事
⇒「【新人/若手社員向け】効率的に将来のキャリアプランを考える方法」、「【FDAの承認状況から考える】CRAのキャリアプラン!!

製薬企業のビジネスモデルに関して

業界規模

【2019年版】製薬業界の動向や現状、今後の展望などを分析-業界動向サーチ
製薬業界の2019年決算の動向や現状を市場規模の推移グラフと合わせて解説しています。医薬品生産額の推移や国民医療費の推移をもとに、製薬業界の現在の動向、今後どのように市場規模が推移していくのか、海外企業の合併、提携なども掲載。売上高のシェアもありますので業界研究にお役立てください。

製薬業界の市場規模は、約11兆円でした。

国の薬価改定制度等の影響を強く受けるものの、経済状況による変動を受けにくい市場です。

しかし、昨今の薬価制度改革の影響が色濃く出ているためか、先進国では唯一、日本だけがマイナス成長になる可能性があるとの見通しが示されました。

日本の医薬品市場 揺らぐ世界での存在感…向こう5年 先進国で唯一マイナス成長に | AnswersNews
日本の医薬品市場は、先進国では唯一マイナス成長――。米調査会社がまとめた向こう5年の市場予測で、こんな見通しが示されました。薬価制度の抜本改革が影響しているようです。

製薬企業のビジネスモデル

研究(シーズ化合物の作成)→開発(臨床試験)→販売(薬剤を売る)

ベンチャー企業を含めますと、ライセンス契約で収益を得るケースやシーズ化合物を導出するケースもありますが、多くの製薬企業は上記のフローを通じて、販売によって収益を得ます。

ここで注意して頂きたいのは、基本的に販売でしか収益が得られないという点です。

研究・開発⇒コスト(新薬を作るために、必要な工程)
販売⇒利益(患者さんに使って頂くことで、収益を得る)

このように、利益を得るポイントが1点のみであるということがいえます

これまでは、各疾患の市場規模も非常に大きいため、同じフローに乗せることで、疾患領域ごとに新薬を開発してきました。

健康食品やサプリなどに手を出せばいいじゃないか!!

と考える方もいると思います。

しかし、一般医薬品(OTC医薬品)の売上が医療用医薬品の売上の1割に満たないので、市場規模的にはあまり魅力的ではないのではないかと思います。

予防薬の市場規模から考える、製薬会社が予防医療へ参入しにくい理由」の記事でも紹介している通り、特に日本では予防医療の普及が難しいと言われています。

今後の製薬業界について

製薬企業は利益を得るポイントが1点のみであるということを説明させて頂きました。

そのため、製薬企業が取れる施策は2つしかありません。

①革新的な新薬を開発し続ける
②企業自身をスリム化し、コストカットする

新薬の開発難度が年々上昇していることで、研究開発費も高騰しています。

さらに、「【医薬品開発】臨床試験から承認までの成功率は9.6%!?」の記事でもお話しているように、臨床試験まで到達した新規化合物ですら、上市される可能性は10%未満なのです。

これらの背景を踏まえますと、製薬企業のスリム化は加速していくことは間違いないです。

既に製薬企業のスリム化は2019年時点で始まっており、各製薬会社による大量の早期退職募集が注目を集めました。
(詳しくは、「【医薬品開発の立場から考える】2019年以降の製薬業界の動向」の記事をご覧ください。)

研究においては、思考実験や手作業が数年以内に驚異的に簡便になり、人数は削減されるでしょう。

また、最近のメガファーマのパイプライン見ると、半分以上は他社(主にベンチャー)からの導入品になってきており、製薬企業の商社化が激しく進んでいることが伺えます。
(詳しくは、「今後の医薬品業界は(創薬)ベンチャーと(商社化した)メガファーマが増えていく!?」の記事もご覧ください。)

MRに関しては、ネットサービスの進展により、付加価値を出すのが難しくなり始めています。

そして開発に関しては、既にCROにほぼ依存しているので、大手製薬会社の開発職は今後も微減していくと思われます。

CROのビジネスモデルに関して

市場規模

CRO 止まらぬ市場拡大…今年は2000億円規模に | AnswersNews
CRO市場の拡大が止まりません。CRAを中心に人員の増加も急ピッチ。大手への集約化が進み、外資も攻勢をかけています。
上記サイトより確認したところ、約2000億円でした。
(製薬業界の市場規模の約2%でした笑)

但し、製薬企業は営業利益から超多額の研究開発費(コスト)を捻出しなければならないため、一概に比較する必要はありません。

(ココを正確に比較するためには、営業利益・利益率・従業員数などを指標に議論する必要があるのですが、本論とズレるため割愛させて頂きます。)

一方、CROにおけるコストの大部分は人件費ですが、利益を稼いでくるのも人です。

つまり、CROにおいては、コストと利益が同じ源から生まれてくるため、

コスト<<利益

となるための施策(効率化or付加価値)に注力すればよいということが分かります。

CROのビジネスモデル

これまでCROは、(非)臨床試験を受諾することで利益を生み出してきました。

しかし、一度立ち止まって考えてほしいのです。

CRO業界とは、そもそもどんな分類の業界なのでしょうか?

CRO業界は、”サービス業”なのです。
(サービス業の代表例としては、コンサルティング会社がありますね。)

つまりCRO業界とは、製薬企業(医療機器メーカー)が新薬(製品)を販売するためのサービスを提供する業界となります。

例えば、CROは、海外or国内の製薬企業(医療機器メーカー)から、以下のような仕事を受諾します。

・国内治験管理人
・プロトコルの作成
・臨床試験の実施
・規制当局への書類作成
・・・・

他にも多くありますが、臨床試験を実施するにあたり、

CROが提供できるサービスが増える=収益を得るポイントが増える

ことを意味しています。

これまでのCROは、臨床試験を実施する上で必要なサービス内容を増やすことで、収益を得るポイントを広げてきました。

臨床試験を一気通貫で行えるようになったことで、日本で開発をしたい海外からのクライアントも増えてきました。

そのため、英語力が必須の環境となっています。

英語力を高めたい方は、

【TOEIC勉強法】会社員しながら2ヶ月でTOEIC780点⇒885点獲得した勉強法を公開します
【DMM英会話】自己紹介できなかった僕が『3ヶ月計2.5万円』で英語会議で話せるようになったおすすめ学習法

の記事もご覧ください。

今後のCRO業界について

これまでCRO業界は臨床試験に特化してきました。

そして今では、CSO部門も併設することで、MR, MSLといった販売・情報提供のサポートを行う企業も増えています。

重要なのは、CROはサービス業であるため、アプローチの方法はいくらでも自分たちで作り出すことができるという点です。

製薬企業自身がこのアプローチをするとコスト削減にはなりますが、利益を生み出すことはありません。

一方、CROは製薬企業全てがクライアント候補となるので、一つのサービスを開発することで、莫大な利益をあげられる可能性があります。

サービス業の大きなメリットの1つといえるでしょう。

加えて、科学技術の発達により、医療機器会社、デジタルアプリ開発会社、製薬ベンチャー企業等の新たな企業と共に患者さんの治療、QOLの改善に貢献できるようになりました

1つの会社にいるだけで、様々な製品の開発に携われる非常に魅力的な業界なのです。

個人のキャリアから考える、CROの可能性

実は、「1つの会社にいるだけで、様々な製品の開発に関われる」という魅力は、ご自身のキャリアを考える上で、とても重要です。

例えば、「「転職の思考法」をみんなが読めば、”転職は当たり前”と思える世界ができるのでは?」の記事にも書いていますが、今や2人に1人は転職する時代です。

体感的には、医薬品業界では2人に1人以上転職経験があるんじゃないかと思うくらい、人材の流動性は高いです。

医薬品業界が激変している今だからこそ、その傾向はより強くなると思っています。

【臨床開発職】僕が製薬会社(メーカー)ではなくCROを選んだ理由」でも書いていますが、僕がファーストキャリアとしてCROを選択したのは、「勤め先の会社に突然リストラされても、問題なく他社へ転職できる状態」にいち早くなるためでした。

・製薬会社に勤めて、自社製品の開発のみに携わる人

・CROに勤めて、様々な疾患に対する治験薬の開発に携わる人

どちらの方が、短期的に経験を多く積めるかを考えた際に、僕はCROを選びました。

実際働いてみると、自分が担当したい疾患の治験はほぼ確実にやっているので、入社してよかったと思っています。

転職(キャリアチェンジ)が当たり前な世の中で、今後自分達で新たなサービスを生み出し、患者さんの下にいち早く新薬を届けたいと思う方は、将来性溢れるCRO業界へ就職・転職することもぜひお考え下さい!!

CROへの就職希望の方は、【PR】記事「【医薬品業界志望者向け】就活で内定を獲得するためのガイドライン」の記事もご覧ください。

CRO業界への転職に興味のある方は、「【医薬品業界/3分でわかる】転職活動準備は最大のリスクヘッジ!求人を網羅するためのおススメ転職サイト3選」の記事もご覧ください。

 

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