今後CRO業界で生き残るために必須な思考転換

こんにちは。

「新薬開発の難化」や「研究開発費の増大」に伴い、各製薬会社はスリム化のため、機能(研究、開発etc)をCROへ外注する傾向が強くなっています。

医薬品業界のプレイヤーの立ち位置が変化していく昨今、CROはどのように生き残り、活路を見出していけばよいのかを書いてみました。

以下3行まとめです。

・受諾機関という言葉から解放されよ
・専門性を活かし、クライアントを変化させよ
・「私がやる」という思いが自己ブランディングに繋がる

それではさっそくまいりましょう。

「受諾機関」という言葉からの解放

CROとは、Contract Research Organizationの略です。日本語では、開発業務受諾機関と表記するそうです。

「受諾」って、どうしても受け身のイメージが想像されてしまいます。
そのような方も多いのではないでしょうか?

「受諾」という言葉を調べれば調べるほど、GCPに記載されている内容と一番合致するのは、「受諾」なんだと理解してしまったので、あんまり強い主張はできないのですが、、、、もう少し一般的に前向きなイメージを想像できる日本語訳をつけて欲しかったです、、、

まずCROは「受諾機関だから、受け身の姿勢で仕事をこなしてもいいんだ」という考えを変えなければならないと思っています。

このスタンスで仕事を続けることで、代替可能な会社or人とみなされ、他社への乗り換えやAIへの置き換えの早期対象となることは間違いないでしょう。

そのため、「受諾機関」という言葉(より想像されるイメージ)からの解放が非常に重要になってきます。

「専門性を活かし、クライアントを変化させること」がCROの至上命題

では、「受諾機関」という言葉から、どうやって解放されればよいのでしょうか?

私は、自身の持つ専門性を活かし、クライアント自身を変革させることだと思っています。

「クライアントの変革」と言うと、コンサルティング会社のイメージが強いですが、コンサルティング会社は「経営戦略」という専門性を持っていると言い換えることもできると思っています。

数多くの臨床開発に関する業務を一気通貫で行ってきたことから、CROは「臨床試験」の専門性を持っており、その専門性を活かしてクライアントを変革させることが大事だと思います。

極端な話、コンサルティング会社は経営層と話をし、トップダウン型でクライアントを変革させるのに対し、CROは現場で働く人と話をし、ボトムアップ型でクライアントを変革させると言い換えることもできます。

従って、数多くの臨床試験を行ってきたCROがすべきことは、蓄えてきた知見を持って、クライアントがより質の高い臨床試験ができるよう積極的に提案していくことが重要だと思います。

会社全体として新たなソリューションを作り出すことも必要ですが、私たち個人にとっては、主体的に考え行動することが、より重要になってくると思います。

逆に主体的行動ができなければ、代替の効く存在(ブランド価値のない存在)になってしまう

主体性な行動が自己ブランディングに繋がる

主体的に行動するためには、「自分がやる」って宣言するしかないと思っています。

「他人から言われたからやる」だと、どうしてもやらされてる感が強くなってしまいますし、何より「自分がやる」って宣言したほうが楽しいので、結果的に主体性が上がると思っています。

特に臨床開発職はスループット的な仕事ですので、主体的に考えなくてもできなくはないんです。(スループット的な仕事ではあるんですが、大事な仕事なんですよ!!)

でもそんなやり方をしていたら絶対に楽しくないので、私は社内外問わず積極的に意見を出すように心がけています。

意見を出し続けて行動し続けているうちに、社外を巻き込む大きなPJへ勧誘されたりと、身の回りにポジティブな変化が起きてきました

積極的に動くことで、「なーとし」というブランドを少しずつ形作ることができてきたんだと実感できました。(まだまだひよっこですけどね。。。笑)

今は(少しできた)自分のブランド力を担保に、もっと上の立場の人を巻き込んでいけるよう努力しているところです!

「これからは個人の時代になっていく」という話もありますが、今後医薬品業界では、人材の流動が激しくなっていくことがその表れだと思っています。(「【転職のススメ?】研究開発者が流動的に動く未来」も合わせてご覧ください。)

製薬企業からベンチャーに創薬の中心は移ってきており、人材の流動性はますます高まっていきます。(ベンチャー発の医薬品シーズ数の割合は、「【医薬品業界】全世界における開発中製品の7割が、製薬ベンチャー発である!」の記事もご覧ください。)

人材が流動的に動く未来で重宝される人材は、ブランド力(Credit)がある人なのは間違いないと思います。

「いつでも転職できるぜ」って思えるほど大胆に動けるので、私はこれからも自身のブランド力を高めていこうと思います!!(転職の方法がよくわからない方は、「【初めての転職希望者向け】転職の流れを分かりやすく説明します」の記事もご覧ください。)

いきなり大きな行動を起こすのは誰しも怖いものだと思いますので、「チーム内で自分の意見を出してみる」等の小さな一歩を始めてみてはいかがでしょうか?

では最後に3行まとめを書いて終わります。

・受諾機関という言葉から解放されよ
・専門性を活かし、クライアントを変化させよ
・「私がやる」という思いが自己ブランディングに繋がる

ではではまた~~。