こんにちは。なーとしです。
さて、今回は転職エージェントが教えてくれない、転職失敗の原因についてお話したいと思います。
転職サイトが教えてくれる転職失敗の原因については、「【初めての転職希望者向け】転職失敗例から考える、転職を成功させる方法!!」の記事をご覧ください。
転職エージェントが収益を得る仕組みを解説します
転職エージェントが収益を得る仕組みは以下の通りです。
①求人企業が転職エージェントに案件を提供します。
②転職エージェントは、転職希望者の転職支援をします。
③転職希望者が、転職エージェントがサポートした企業へ転職します。
④求人企業が転職エージェントに対して、転職者の年収の○○%分の報酬を支払います。
但し、最近の大手転職サイトは「転職サイトとしての役割と転職エージェントとしての役割」を兼ね備えていることが多いです。
転職サイトのビジネスモデルについては「【中小・ベンチャー企業志望者注目】大手の転職サイトへ登録すればいいってもんじゃない!!」の記事をご覧ください。
例えば、「【研究開発者向け】転職する際に、登録しておきたいエージェント5選」の記事で紹介している、DODA、パソナキャリア、リクナビは「転職サイトと転職エージェントとしての役割」を兼ね備えているモデルですが、JAC Recruitmentは転職エージェントとしての役割に特化しています。ビスリーチは両者の中間に位置するイメージだと思います。
ビズリーチはサイト内で求人案件を公開している点で転職サイトとしての特徴を持っていますが、サイト内にビズリーチと雇用関係にない多くのスカウト(転職エージェント)がいる点で転職エージェントとしての特徴が強いです。
逆に、DODA、パソナキャリア、リクナビの転職エージェントは、「DODAという転職サイトを運営する会社と雇用関係にある転職エージェント」という位置づけになります。
(正確には多少異なりますが、イメージを得るには問題ないと思います。)
転職サイト、転職エージェントの背景を理解したところで、転職エージェントが教えてくれない転職失敗の原因について、説明いたします。
転職エージェントと話をして「おや?」と思った際は一度疑った方がいい
上で解説した転職エージェントのビジネスモデルについてご理解頂きたいポイントは、「転職が成約して転職希望者が入社しない限り、転職エージェントに報酬は支払われない」ということです。
圧倒的結果主義ですので、当然転職エージェントは転職が成約するように尽力するわけですが、時に転職希望者への配慮が欠けてしまうケースが見られるので、注意してください。
主に2つのケースがあると思っています。
①転職の成約を急かしてくる転職エージェント
具体的には、『転職希望者のニーズと合致していないのに、求人への応募をどんどん進めてくる』、『「一般的には○○だから、今のうちにこの会社に決めた方がいいですよ」と早い段階での成約を促す』ということが挙げられます。
これが転職エージェントが教えてくれない転職失敗の原因となります。
転職エージェントは口が上手いですから、「自分のためを思って、丁寧にアドバイスしてくれてるんだ…!」と思ってしまうのが厄介です。
全ての転職エージェントがそういうわけでは決してないです。しかし、注意はしなければなりません。
尚、私がお勧めする転職サイトは「【5分で読める/職場でのうつ病経験者が伝える】仕事が辛い時「タダで」乗り越える方法」でも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、完全に個人体験のみの判断ですが、ビズリーチのスカウト(転職エージェント)に、求人応募や成約を急かすケースが多かったように感じました。
転職サイトと雇用関係になくて後ろ盾がない分、余裕がないのかなと勝手に思っています。。。
「【研究開発者向け】転職する際に、登録しておきたいエージェント5選」で紹介しているくらい非常に使い勝手の良い転職サイトではありますが、上記ケースだけはご注意頂きたいと思います。
転職サイトや転職エージェントもビジネスでやっているので、善意の気持ちだけではないということを肝に命じておいてください。
②専門分野でもないのに案件を紹介してくる転職エージェント
転職エージェントとして近寄ってきますが、実は専門分野ではない転職エージェントがいます。
(懇意にしていたエージェントの方がこっそり教えてくれました。)
たいして詳しくない領域であっても、案件を紹介して応募してくれれば御の字スタンスで接触をしてくる転職エージェントが紛れているので注意が必要です。
口が上手いので、いいこと言っているように聞こえますが、よくよく聞くと業界の理解が間違っているなんてことも・・・・(私は1回だけお会いしたことがあります笑)
ですので、転職エージェントの話を注意深く聞いて、「おや?」と思った際は一度疑ってみることをおすすめします。
それでは、口の上手い転職エージェントに誘導されず、転職に成功するにはどうすればよいか、お話してまいります。
自分が転職したいと思った経緯や重要視する項目を事前にまとめておくことが一番の対策
転職活動は進み始めると怒涛の勢いですので、ゆっくりと振り返る時間はありません。
そのため、事前準備がどこまでできたかが勝負の分かれ目になります。
具体的に行うべきアクションは、「【初めての転職希望者向け】転職失敗例から考える、転職を成功させる方法!!」の記事に書いていますが、ここでお伝えしたいのは1点のみです。
「転職の本来の目的を見失わなければ、自分の意志で転職するかどうかを決められる」
転職する際の優先度の高い項目を書き出しておけば、自分の当初の目的を見失わないですし、転職エージェントの口車に乗ってしまうこともないです。
蛇足ですが、このアドバイスは転職サイトから抽出した転職失敗例から考えられたものですよね?
捉え方次第で転職希望者が原因となることもありますし、転職エージェントが原因となることもあります。
身も蓋もないですが、結果は同じであっても、原因は誰の側から捉えるかで変わってしまいます。
それでも、最終決定責任は常に自分にあるので、周りに惑わされることなく、自分自身と向き合ってくださいね。
この記事が、どなたかの転職サポートになれば幸いです。
ではではまた~。