IQVIAが医薬品業界のプラットフォームを作るのではないかという話

こんにちは。

さて今回は、IQVIAが医薬品業界のプラットフォームを作るのではないかということについてお話してみたいと思います。

以下3行まとめです。

・患者データのプラットフォームを作るのは、本当は国が一番
・国を除けば、患者データのプラットフォームを構築できるのはIQVIAなのではないか

・プラットフォームの構築は医薬品の創出と人々の健康管理に大きく寄与する

さて、それではまいりましょう。

患者データのプラットフォームを作るのは、国が一番

患者データのプラットフォームとは、患者さんのデータ(性別、薬剤服用歴、臨床検査結果、遺伝子検査結果、、、)を同じ条件下でデータを揃えて、1つのデータベースに登録し、自由に使える状況だと思ってください。(患者さんを特定できるようなデータは閲覧できない仕組みです)

上記のプラットフォームを作るために一番活用しやすいのってマイナンバーだと思うんですよね。マイナンバーを元に色んな医療情報を紐付けられるはずですし。

ただ、どうやら国自身が積極的に推し進めていくようではないようです。

[blogcard url=”https://twitter.com/naaaaaaato2018/status/996000100760436736″]

5月11日に施行された「次世代医療基盤法」により、医療機関が持つ医療情報を国が認定した事業者が収集して匿名化し、大学や製薬企業などに提供する仕組みを定めました

国の認定を受けた事業者は、病院や診療所、薬局などからカルテや検査データ、健診結果といった医療情報を収集し、個人が識別できないように加工した上で、大学や製薬企業などに有料で提供できます。

(上記のAnswers Newsより図を抜粋)

次世代医療基盤法によって、認定事業者が患者データプラットフォームを作ることが認められるようになりました

そして私は、以前の書いたブログの中で、この患者データのプラットフォームを作るためには、ブロックチェーンを活用すべきだとお話してきました。(以下の記事に詳細を書いております。)

[blogcard url=”https://naaaaaaato.com/2018/05/17/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%8C%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%A5%AD%E7%95%8C%E3%81%AE%E5%B8%B8%E8%AD%98%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B%EF%BC%81%EF%BC%9F/”]

まだブロックチェーンにもスケールの問題などありますので、すぐに導入となると難しいのかもしれませんが、国以外の認定事業者が患者データのプラットフォームを作ることが認められたということは非常に大きな一歩だと思います。

 

▪国を除けば、患者データのプラットフォームを作れるのはIQVIAが一番だ

私は以前に患者データのプラットフォームを作る際に、一番優位な環境にいるのはIQVIAだと思っています。その理由については、以下の記事をご覧ください。

[blogcard url=”https://naaaaaaato.com/2018/06/06/%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%92%E6%89%B1%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%AA%E3%81%99%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%AE%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%8B%EF%BC%9F/”]

IQVIAを強く推す理由は、3行まとめは以下の通りです。

こちらの記事の3行まとめは以下の通りです。

・ブロックチェーンにより、患者データは患者本人の資産となりうる
・患者データのプラットフォームを構築するには、医療機関へのアクセスのし易さが重要だ
・クインタイルズとIMSが合併したIQVIAは業界内で確固たる地位を築くことができる

ちなみにブロックチェーンがいかに医療業界を変えることができるかは、以下の記事にも記載されております。

[blogcard url=”https://toyokeizai.net/articles/-/223647?page=3″]

▪プラットフォームの構築は医薬品の創出と人々の健康管理に大きく寄与する

患者データのプラットフォームを構築することで、2つのメリットがあります。

理由その1)医薬品の創出に寄与する

最近は機械学習を用いて、患者さんのサンプルを解析することで、新たな薬剤の標的を探索する研究が流行っていますね。

勿論、機械学習をより精度高く行うにはデータの量(サンプル数)と質(品質や条件の均一化)が必要になります。

そして、今の日本においては、患者データは日本中の病院にばらばらに散在しておりますし、取られたデータの条件下もバラバラです。

もし、患者さんのデータの量と質が揃ったら、、、

きっと新薬の開発は加速すると思います。

そして製薬会社が入手できるデータに差が出なくなるので、革新的な技術を生み出せる会社のみが残るようになってくると思います。

理由その2)人々の健康管理に大きく寄与する

 

Googleが電子カルテのデータを読み取り、従来の手法よりも高い精度で患者の今後(退院、長期入院など)を予測することに成功しております。

[blogcard url=”https://twitter.com/naaaaaaato2018/status/994361426603999232″]

上記の例でもわかるように、データを正しく解析することで今後を予測することもある程度可能になってきます。避けられる死を避け、健康寿命を延ばすためにも、データの一元化は非常に大きな意味を持ちます。

最後に

ほんとは今でも患者データのプラットフォームは国が作って欲しいなと思っています。

最近薬価改定制度に対して、製薬協が取り下げを要求してますよね。

[blogcard url=”https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25753290W8A110C1XB0000/”]

国の社会保障制度が破綻するのが大きな理由だと思うんですけど、それなら国の収入を増やせばいいのにと思ってしまうのです。

マイナンバーで紐付けながら患者データのプラットフォームを作成した後、使用料を製薬メーカーや医療関連企業から得ればいいのではと思ってしまいます。

データが重要視される今後の医療業界ではデータが重要視されることは間違いないので、十分にペイできる計算はたつと思うのですが、、、

そうは言っても現状はなかなか変わらないので、IQVIAに頑張って欲しいと個人的に思っています!

それでは最後に3行まとめです。

・患者データのプラットフォームを作るのは、本当は国が一番
・国を除けば、患者データのプラットフォームを構築できるのはIQVIAなのではないか

・プラットフォームの構築は医薬品の創出と人々の健康管理に大きく寄与する

ではではまた~~