こんにちは。
さて、今回は現場で働くメリット・デメリットについて、お話していきたいと思います。
現場で働いていると、無力感を感じることってありませんか?
私はあります。だいたい毎日感じます。。。涙
そういう時はいつも、早くマネジメント側になって、この状況を変えたいと思っております笑
ただ、現場で働いていることでしか得られない経験も多々あるかと思いますので、今回はメリットやデメリットについて考えてみました。
以下、3行まとめです。
・メリットは、”リアルを知れる”、”思いがけずキャパが広がる”、”反面教師がいる”
・デメリットは、”受動的になりやすい”、”社会への影響は小さい”
・自分にとってどれくらいのコミットメントが心地良いのかを知ることが大事
それではさっそくまいりましょう。
メリット
メリットその1:リアルを知れる
最大のメリットは、いわゆる現場感と言われるものを培うことができることではないでしょうか。
日々の業務に対する負荷、所要時間、困難なポイント、表層的には見えない実情など、経験を通じて得られた知見は何よりもリアルなので、実現可能なプランを策定するうえで非常に重要です。
CRAとして医療機関を訪問していますが、不合理・非効率のオンパレードです。
特定の機関に限った話ではなく、多くの施設、会社でも様々な不合理・非効率を抱えているのが現状なわけで、それを無視したプランには意味がないと感じます。
(消費者をターゲットとするマーケティング戦略とかですと、SNSを通じて、直接消費者の現状を知ることができるので、その限りではないです。重要なのは、いわゆる一次情報へ、いかにリーチできるかというところではないかと思います。)
一次情報へアクセスできるという点において、現場で働くことは非常に重要であると思いまうす。
メリットその2:思いがけずキャパが広がる
上司から意味不明なタイムラインで意味不明な仕事を任されることありません?笑
任された当時は、死にそうになりながら仕事をこなすのですが、この経験が後に活きることが確かにあります。(悔しいことに。。。苦笑)
自分の限界を超える(キャパを広げる)ために、自分で自分に過度な負荷をかけるのは、なかなかに大変ですよね。
ついつい妥協してしまいますし。。。
強制的に自分のキャパを広げる機会を手にすることができる(?)のも、上司の指示の下で働くメリットの一つでもあるのではないでしょうか。
ただし、絶対に無理はしないでください!!!!
メリットその3:反面教師がいる
超絶優秀な上司がいる一方で、部下のマネジメントができない残念な上司がいるのもまた事実です。
残念ながら無能な上司の傘下に入ってしまった方は、ある意味チャンスと捉えましょう笑
”上司のどこがダメだったかを理解し、自分だったらどうマネジメントするか”を考え続け、思考実験を繰り返していれば、将来的に素敵な上司になれると思います。
また、私は上司に対して、”こういう問題があるから、このような対応を上司にしてほしいが可能か?”というお願い(注文笑)をよくします。
上司から対応してもらえれば問題ないですし、対応できない場合は必ず理由を確認するようにしています。
上司側の言い分に正当性があれば納得できます。
正当性がなければ、”戦う” or ”引き下がる”を状況に応じて使い分けますかね。
これによって、マネジメント側の立場を事前に学習することもできますし、時には反面教師としての題材に活かすこともできます。
デメリット
これまでは現場で働くメリットをお伝えしてきましたが、次はデメリットについてお話していきたいと思います。
デメリットその1:受動的になりやすい
残念ながら、気を抜くと人は易きに流されます。
現場側の人間の最低限の任務は、”指示されたことの実行”と”タイムリーな報連相”です。
この最低限の任務に流されてしますと、上司の指示待ちであったり、主体的な解決法を模索しなくなります。。。
学生の時に所属していた研究室では、テーマの設定から計画まで、学生が主体的に行っていたので、非常に大変でした。
”成功すれば自分のおかげ、失敗すれば自分のせい”ですから。
能動的に動き続けなければ、死ぬ世界でした。(極端笑)
しかし、社会人になると、能動的に動き続けなくても、全然死なないんですよね。
そのため、”受動的になりやすい”というデメリットを超えるためには、”何のために会社に入社したのか?”、”何を成し遂げたいのか?”を常に考えながら行動する必要があると思っています。
デメリットその2:社会への影響は小さい
全ての職種に当てはまる訳ではないですが、一般に昇進すればするほど、社会への影響力が高い仕事をできると思っています。
なぜなら、いわゆる”原液”を生み出す側に近いからです。
自分が濃い原液を生み出すことで、自分の分身(会社で言えば部下)が原液を薄めてくれる(具体的な業務を実行してくれる)といった説明でお分かり頂けますでしょうか。
この原液という言葉は、ホリエモンの”多動力”よりパクらせて頂きました。
私も、能動的に考えて、原液を生み出す側の人間であれるよう、日々努力します。
自分にとって、どれくらいのコミットメントが心地良いのか
ここまで現場で働くことのメリット・デメリットをお話してきましたが、最後に別の観点からのアプローチをします。
それは、”仕事に対して、どれくらいのコミットメントが心地良いのか”です。
現場:1つ(もしくは少数)のPJにフルコミットメント
マネジメント:多数のPJに少しずつコミットメント
このような観点から、ずっと現場で働きたいという人もいますよね。
私がこれまで書いてきたメリット・デメリットは、あくまで一般的なものであり、その人のマインド次第でどうにでもなるものだと考えています。
私は将来的に多くのPJを回す側にいたいので、マネジメント側へ行きたいな~とぼんやり思っています。
そして、自分にとって居心地のいい立場を社内で見つけることができないのであれば、転職も考えてもいいのかなと思います。
転職を考えている方は、「【研究開発者向け】転職する際に、登録しておきたいエージェント5選」も合わせて、ご覧ください。
それでは最後に3行まとめを書いて終わりたいと思います。
・メリットは、”リアルを知れる”、”思いがけずキャパが広がる”、”反面教師がいる”
・デメリットは、”受動的になりやすい”、”社会への影響は小さい”
・自分にとってどれくらいのコミットメントが心地良いのかを知ることが大事
ではではまた~~。