医師と研究者の両立に憧れる話

こんにちは。

さて、今回は医師と研究者の両立ってほんとに羨ましい環境だなっていう思いをつらつらと書いていきたいと思います。

(仕事の多さとかは、置いておきます。日本でさえなければ、両立可能な国はたくさんあると思いますので。)

以下3行まとめです。

・診療の中で直面した問題や仮説を、研究で検証、解決することができる
・臨床⇔基礎をつなぐ架け橋になることができる
・自分の無力さを解決する一歩を踏み出すことができる

それではさっそくまいりましょう。

■日常診療で得られる気づき

医師は日々患者さんを診療し、治療や病状のコントロールに注力されているかと思います。

そんな日々の中で、、

「症状の表れ方が異なる症例がいるな」

「薬剤Aの効果に個体差が非常に大きいな」

とか、感じる時はありませんでしょうか?

私にとって、そういう疑問が日常の中で得られるというのが非常に羨ましいです。

なぜなら、その気づきが全て研究テーマの原石となる可能性があるからです。

そして、自分の感じた疑問を研究テーマとし、自分で検証することができる環境というのは、非常に貴重だと思います。

現在私は開発に身を置いていますが、気になる現象に対して、関心はあっても、自分で検証できないことに非常にもどかしさを感じています。なので、余計うらやましく思うのでしょうね笑

 

臨床⇔基礎をつなぐ架け橋になれる

このテーマってほんとに重要だと思います。

(最近何かと話題の笑)Impact Factorを獲得する際も、in vivo, in vitroでの基礎実験に加え、その結果と臨床データや患者さんのサンプル用いた解析結果が一致すると良い論文に乗る傾向があると思います。

何より実験結果が出た時、すごい興奮しませんか?

自分の行った基礎研究が、臨床のデータと紐づくってすごいことだと思います。
私だったら、非常に興奮します。

例えば、以前にこんな論文が発表されていました。

[blogcard url=”https://twitter.com/naaaaaaato2018/status/948114563458768896″]

 

炎症を引き起こすPGE2が大腸がんを促進するという内容ですが、重要なのはこの実験の背景です。

PGE2s整合性を抑制するセレコキシブを投与していた患者群において、セレコキシブ非投与群に対して、大腸がんの発生率が低いことが明らかとなっていたのが実験背景です。

その背景から、論文の筆者らは何かあると思って、基礎研究を通じてメカニズムを解明していきました。

このように、基礎⇔臨床の橋渡しになる研究ができるのは、医師と研究者を両立している人の大きな武器になると思います。

 

■自分の無力さを解決する一歩を踏み出すことができる

これはタイトルのままですね笑

多くの人って、自分の仕事の中で無力さを感じつつも、その枠組みの中でもがき苦しみ、解決しようと努力しているケースが多いと思います。

しかし、医師と研究者を両立している人は、臨床現場で感じた無力さを糧に、研究で解決策を求めることができます。

諦めながら折り合いをつける人が多いこの世界で、ひたむきに努力できる人を心から尊敬します。

今回はこんな感じで締めたいと思います。

最後にもう一度3行まとめです。

・診療の中で直面した問題や仮説を、研究で検証、解決することができる
・臨床⇔基礎をつなぐ架け橋になることができる
・自分の無力さを解決する一歩を踏み出すことができる

ではではまた~~~